どうして子供は乾燥肌になりやすいの?原因と対策について。
2021/10/14
子供の肌が乾燥しやすい原因
子供は大人に比べて肌が薄いため、バリア機能を担う角質層が大人よりも薄いです。また、皮脂腺が未熟なため肌のうるおいを保つ皮脂の分泌が少ない状態で、乾燥肌になりやすいのです。
もともと子供の肌は乾燥しやすいのですが、そのほかに日常の生活習慣も大切です。
乾燥肌を放っておくと・・・
少しの刺激で痒みが出るようになってしまいます。
肌を掻く⇒角質層が傷つく⇒バリア機能が低下する⇒痒くなる といった悪循環に陥ります。
ふだんの生活で気を付けること
乾燥肌の原因
原因①お風呂
何気なく入っているお風呂。正しいケアになってますか
①お湯の温度
42℃を超える湯舟に入ると、本来皮膚に必要な皮脂まで落としてしまいます。
湯舟の温度は38~40℃以下にしましょう。
また、長すぎるお風呂も肌の乾燥を招いてしまうので、注意が必要です。
②洗い方
肌をゴシゴシ洗うのは×。
タオルを使わず、手で洗うのがおすすめです。たっぷりと泡立てたらこすらず撫でるように洗いましょう。
③ボディソープ
低刺激のものを選びましょう。敏感肌のお子さんは肌と同じ弱酸性のものを使うのが良いとされています。
④お風呂あがり
拭くときもゴシゴシは×。タオルで押さえて水分をとるようにしましょう。
原因②生活習慣
ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)が乱れると乾燥しやすくなります。
原因③紫外線
ターンオーバーが乱れると乾燥しやすくなります。
紫外線はシミやシワ・たるみなどさまざまな肌老化の原因になります。特にUVB(中波長赤外線)は肌の表面にダメージを与えて日焼けを起こし、角層から水分を奪うとともに肌をごわつかせてしまいます。
外出の際は日やめ止めを塗るようにしましょう。小さいお子さんは低刺激のものを選ぶようにしましょう。
対策
上で述べたように
①お風呂の入り方を見直す。
②食事、睡眠などの生活習慣を整えた肌のターンオーバーが正常に働くようにする
③日焼け止めを塗るなどUV対策をとる。
それに加えて
④加湿
冬は湿度が低下するので乾燥しやすくなります。
お肌のためには湿度が60%程度になるように加湿しましょう。
保湿剤の塗り方
保湿は5分以内?!
入浴後はお肌が潤っているようですが、濡れたまま放置するとに水分が蒸散し、入浴前より乾燥した状態になってしまいます。
そもそも、入浴することで肌に潤いをあたえる保湿因子が流れ出てしまいます。乾燥する時期は保湿成分の入った入浴剤を使うのもおすすめで、その場合は洗い流さないであがりましょう。
というわけで、お肌に潤いが残っている間に保湿しましょう。
タオルドライしたらすぐ保湿(遅くとも10分以内)が原則です!
薄く伸ばし過ぎず、ベタっとするくらい塗りましょう。
保湿剤にはローションタイプやクリーム、軟膏、フォームなど色々なタイプがあります。
ローションより軟膏の方が保湿力は高いですが、お子さんが嫌がって逃げてしまう場合はローションやフォームなど塗りやすいものを選ぶのも良いでしょう。
まとめ
子供の肌は大人より乾燥しやすいです。
スキンケアは毎日続けましょう。
乾燥肌が悪化した場合は、治療が必要になることがあります。ためらわず医療機関に相談しましょう。
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