8月のおすすめアロマはレモン&ペパーミントです。
2022/07/30
歴史と神話
ペパーミントは他の多くのハーブと同様に古代エジプト人、ギリシャ人、ローマ人に知られていました。
ローマ人は宴会の席でペパーミントで作った冠をつけました。ペパーミントの解毒効果を知っていたのでしょう。
ペパーミントは古代ヘブライ人が香料の原料として使っていたもので、催淫特性があったからと言われています。
古代ギリシャ神話のハーデスとメンタの話を知っていたのかもしれません。
冥界の神ハーデスが恋した妖精・メンタ。ハーデスの妻のペルセポネーは残忍にメンタを地面に踏みにじってしまいました。ハーデスはメンタを哀れみ、少女を1本のハーブに変身させました。
ペパーミントの生命力や繁殖力はそんな逸話を思わせます。
心にたいするはたらき
ペパーミントには冷却する性質があるため、怒ったとき、ヒステリーをおこしたとき、それらの状態を好転させます。
精神的な疲労と抑うつにおすすめです。
脳に刺激を与えるので、眠気を覚まして頭をスッキリさせ、集中力を高めます。
体に対する働き
ペパーミントは二重の働きをします。暑い時には冷やし、寒い時には温めるのです。
風邪や鼻づまりなど呼吸器の不調全般、胃腸の不調に役立ちます。頭痛や筋肉痛、月経痛など様々な痛みにも奏功します。
花粉症にもおすすめです。
肌に対する働き
冷却作用により痒みや炎症、日焼け後のケアに使えます。
脂性肌と髪を美しくします。
注意すること
強い香りなので量には注意が必要です。刺激があるので、マッサージよりは芳香を拡散させて使う方が向いているかもしれません。
妊娠や授乳中は避けるのがベストです。
日焼け後のケアに🎵
冷湿布法
日焼け後のケアにはペパーミントとラベンダーがおすすめです。
■準備するもの
・洗面器
・タオル
・精油(ペパーミントとラベンダー)
■行い方
①洗面器などの容器に冷たい水を入れる
②ペパーミント精油とラベンダー精油を1滴ずつ垂らす
③タオルを洗面器に入った水に浸し、絞る。
④気になる部分にあてる。
日焼けは軽いやけど。
まずは冷やすことが大切です。冷やした後は保湿を行いましょう。
ペパーミントを使った冷湿布は他には以下のようなときにおすすめです。
・気分をリフレッシュしたい時
・虫刺されのケアに
・筋肉痛などの急性の炎症に
・頭痛のケアに こめかみや後頭部にあてて
刺激を感じることがあります。少な目の量にしましょう。
肌に合わない場合は使用を控えましょう。
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